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February 2007 Archives

February 7, 2007

CrossConcept

CrossConceptというツールを公開しました。

  • タイトル:CrossConcept 0.3.0公開
  • 開始日時:2007-02-06 23:00
  • 詳細:XHTML文書中のリストから2つを選んで、それらを軸として表を構成するツールCrossConcept 0.3.0を公開しました。。

CrossConceptは、1つのXHTML文書のリストから2つを選んで、それらを軸として表を構成するツールです。構成した表は、XHTMLのtable要素として編集中の文書に挿入したり、クリップボードに設定したりできます。

CrossConceptの概観

CrossConceptは次のような使い方を想定しています:

  • 発想支援
  • リスト構成を検討する
  • 単にリストから表を構成する

CrossConceptとは「考えが出会う交差点」という意味です。1つの考えをリストとして表現すると、同じくリストとして表現された他の考えと交差させて、考えを検討したり、新たな発想を得たりしやすくなります。CrossConceptはこの手法を支援するツールです。

Deep Referenceは編集中のXHTML文書とは別の文書からリストを引用しますが、CrossConceptは編集中の文書中のリストを使います。その意味で、xfy Communityに掲載されているList 2 Table for Blog Editorの高機能版と思えば、理解しやすいかもしれません。

CrossConceptは、xfy Blog Editorの拡張コマンド、およびxfy Basic Editionのボキャブラリーコンポーネントとして実装されています。

このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

February 9, 2007

CrossConcept 0.3.1

CrossConceptのUIを若干手直ししました。

  • タイトル:CrossConcept 0.3.1
  • 開始日時:2007-02-08 08:00
  • 詳細:CrossConcept 0.3.0のUIを若干改善。

Tabキーでボタンだけを渡り歩いたり、EscキーでCancelボタンと同じ動作をしたり、などです。

このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

February 12, 2007

Deep Reference、CrossConceptを更新

それぞれ、少し改訂しました。

  • タイトル:Deep Reference Lite 0.3.2
  • 日時:2007-02-11 19:30
  • 詳細:
    • 3つ以上のリストを取り込めるようにした。そのうちから2つを選んで、表の軸に設定することができる。
    • 表をクリップボードに設定したことを通知するメッセージボックスを追加した。
    • 表の列見出しを斜めにする機能に蓋をした。
    • 作りとしては、CrossConceptとテンプレートなどを共有する構成にした。
  • タイトル:CrossConcept 0.3.2
  • 日時:2007-02-12 20:00
  • 詳細:表をクリップボードに設定したことを通知するメッセージボックスを追加。

Deep Reference Liteは、あちこちのXHTMLページからリストをどんどん取り込めるようになり、いわば多次元の表になりました。こうなると、XHTMLのtable要素に変換される前の、Deep Reference Lite固有のデータを保存しておきたくなりますが、やめておいてください。まだやりたいことがあって、今後の改訂で、互換性を保証できません。今回の改訂でも、前の版のデータを読めなくなってます。

さて、では実際にDeep Referenceを使って、これらDeep ReferenceやCrossConcept自身を評価してみます。The microformats principleとWhat is Web 2.0?を再利用してみます:

 solve a specific problem 2つのリストを表のカタチでつき合わせるだけ。それ以外、例えばリストDBは、今のところout of scope。
 start as simple as possible まずは、List 2 Table for Blog Editorから試すと理解しやすいかも。
 design for humans first, machines second
  • invisible metadataは入力しないし、出力もしない。
  • 出力の表に、引用先をcite要素で添えてあるが、XHTMLで表現できる以上のことはしていない。つまり、出力の表には行列の見出しとして2つのリストが含まれているが、2つのcite要素のどちらが、行列どちらの見出しに該当するを示すデータやメタ・データを含めていない。
  • CrossConceptはBlogで利用することを想定した。
  • 出力の表にはスタイルやクラス指定は一切ついていない。Blog側のスタイルを尊重している。
 reuse building blocks from widely adopted standards 入力はリスト(ul、ol、dl)、出力は表(table)いうXHTMLの一般的な要素だけで構成した。
 modularity / embeddability 出力の表(table要素)は、もちろん再利用可能、XHTML文書に埋め込み可能だ。
 enable and encourage decentralized and distributed development, content, services Deep Referenceは、Web上のリストを、いわば分散した知識として再利用するものだ。

"the microformats principles"より

プラットフォームとしてのウェブ
(The Web As Platform)
集合知の利用
(Harnessing Collective Intelligence)
リストとして表現された個々のintelligence(の出力)を、表のカタチで結びつける。
データが重要
(Data is the Next Intel Inside)
考えをリストのカタチでWebに置いておくことが、けっこう重要なのだ。
商品としてのソフトからサービスとしてのソフトへ
(End of the Software Release Cycle)
段落よりもリストにすることで情報はより役に立つ。重要なのはCrossConceptやDeep Referenceというツールではなくて、Webに散在するリストなのだ。…というので、趣旨に沿ってるかな…。
ハッキングと連動が容易な軽量プログラミング
(Lightweight Programming Models)
PCに限定されない利用
(Software Above the Level of a Single Device)
Ajaxに代表されるリッチなUI
(Rich User Experiences)

"The Web KANZAKI - Web 2.0からセマンティック・ウェブへ"

…と、軽い気持ちで始めてみると、けっこう奥が深そう(^_^;)。今日はのところは、こういうことが気軽に始められることが、これらツールの狙いだというところまでで。

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February 14, 2007

Deep Reference Lite 0.3.3

  • タイトル:Deep Reference Lite 0.3.3
  • 開始日時:2007-02-14 01:00
  • 詳細:リストとしてul要素しか、クリップボードから取り込めなかったのを改修しました。

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February 18, 2007

ことばを処理するもの: ワードプロセッサー

(^_^;

これらをワードプロセッサー(word processor)と呼ぶのは、そろそろ止めにしてはどうだろう?さしあたり、ワードフォーマッター(word formatter)と呼ぶのがふさわしいのではないか。

ワード「プロセッサー」

ワープロソフトと比べることで、"CrossConcept"や"Deep Reference Lite"の特徴を、もう少し落ち着いて考えてみます。

処理の分類

主に何を対象としてソフトウェアが処理を支援するかの観点から、ことばを処理するソフトウェアの処理を、次のように分類してみます:

文字、文字列の操作
ことばを構成しているかどうかに関係なく、文字や文字列を操作する。
単語・用語の操作
正しい漢字への変換、単語・用語の選択、校正。
気持ち・考えの表現の操作
気持ちや考えを表現する文章の構成を練る。
文例、定型文書の利用・作成
あいさつ文例や戦略企画文書の構成テンプレートなどのひな形を選び、それに従って文書を作る。そのようなひな形を作る。
レイアウトの操作
文字修飾からページ付けまで、レイアウトの操作全般。

「気持ち・考えの表現の操作」と「文例、文書構成例の採用・適用」は区別します。「気持ち・考えの表現の操作」は操作しやすくすることで、表現を考えることを促す。一方、「文例、文書構成例」は「考えない」、「黙って従う」方向へ利用者を導くものではないか、と思うからです。

この処理の分類をワードプロセッサーの機能に適用してみます。

ワープロソフトの特長

Wikipediaの「ワードプロセッサ」の項目にある「ワードプロセッサの特長」に、ワープロソフト「一太郎」の機能を少し加味して、前述の分類を適用してみます。

文字
文字列
単語
用語
気持ち
考え
文例
定型文書
レイアウト
カナ漢字変換
文字、段落の挿入、削除、複写、移動
活字書体で出力
正確な仮名遣いや漢字
単語を変換辞書に登録
外字登録
はがきの宛名書きなどの半自動化
表、グラフ作成
検索、置換
目次自動作成、アウトライン編集
文字修飾・強調
スペルチェック、自動校正
文例・文書構成例の利用・作成

縦軸は"ワードプロセッサ - Wikipedia"、および一太郎の機能より

これを見ると、気持ち・考えの表現の操作に該当する特長・機能が少ないと思うのです。この欲求不満がつのると、冒頭の発言となるわけです。

ところで…

分類を練る過程

さて、この記事自身を振り返ってみると、「気持ち・考えの表現の操作」と「文例、文書構成例の採用・適用」の区別にたどりついたことがポイントかと。

最初は、次の4項目に分類していました。

  • 文字、文字列の操作
  • 単語・用語の操作
  • 考えの操作
  • レイアウトの操作

これを検証するためにワープロソフトの簡単な機能一覧が欲しくて、Wikipediaにあたりました。

この4項目でいくと、アウトライン編集と文例利用が同じく「考えの操作」に分類されます。このことに違和感がありました。そして、「気持ち・考えの表現の操作」と「文例、文書構成例の採用・適用」を区別すると自分の考えとしてしっくりくる、と気がつきました。この気づきは、Wikipediaの記事を参照することで触発されました。自分の考えの中だけで試行錯誤するよりも、効果的にこのことに気がつけたのではないでしょうか。そして、このような過程を支援する機能が、従来のワープロソフトには足らないのではないかという元々の着想を、より具体化することができました。

気持ちや考えの表現をデザインすること

「気がついた」と言えば自然発生的なニュアンスがありますが、いえいえ、以上の過程はとても恣意的です。これについては、またいつか。

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February 19, 2007

文章構成の練り上げ方

ことばを処理するもの: ワードプロセッサー」では、Deep Reference Liteと従来のアイデアプロセッサーなどとの違いが見えません。

気持ちや考えを表現する文章構成の練り上げ方には、次の2種類があると思います:

内から攻める
文章構成の内部構造をビジュアルに表示し、構成の組み替え操作を直感的で容易にすることで、構成の質を高めようとする取り組み方。独りヒマラヤの山奥にこもって修行するイメージ。従来のアイデアプロセッサーが該当するのではないか。
外から攻める
他者などの様々な考えとつき合わせることで、文章構成の有効性や不足を浮かび上がらせ、質を高めようとする取り組み方。Blogで発信、コメント、トラックバックするイメージ。例えばDeep Reference LiteやCrossConceptが該当するのではないか。

さて、一方でわたしは、オフィスソフトなど、人と直接インターフェースを持って人々のコミュニケーションを支援するソフトウェアは、次の5つの方向性で発展していくと考えています(これについては、また別途):

  • より身近なところで、
  • きめ細かく、
  • 豊かな情報の発信を支援し、
  • 受け手側での活用をも助け、
  • かつ、第3者が参画する道も拓く。

で、先ほどの分類とこの5つの方向性を、ざっとつき合わせてみましょう。

内から攻める外から攻める
より身近なところで
きめ細かく
考えに即したビジュアル
豊かな情報の発信を支援し
受け手側での活用をも助け
第3者が参画する道も拓く
e.g) 知識ベースとしての
リストサービス

こう考えてみると、Deep ReferenceやCrossConceptは、コミュニケーションを前提にしてこそ力を発揮するツールということでしょう。でもって、そもそも気持ちや考えを表現するのは、コミュニケーションを前提にしてこそでしょう。

ちなみに、「知識ベースとしてのリストサービス」というのは、例えばcheck*padの、特に「注目公開リスト」のことです。ToDoリストが十訓や4原則といった教え・ノウハウに成長していくさまを、知識ベースと見てのことです。「全国の今日の最低気温データがリストで返ってくる」といったものを想定してるのではありません、念のため。

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February 28, 2007

考えを表現するカタチとしての"リスト"

気持ちや考えを表現するカタチとして、リストは役に立つと考えています。

  • パッと見て頭に入りやすい。覚えやすい。
  • 使いやすい。例えばチェックリストというカタチで。
  • チェックされやすい。

ここで、この「役に立てる」、「使う」という操作面というか能動的な局面に、ツールというカタチを与えながら切り込みたいと考えて、CrossConceptDeep Referenceを作りました。

Deep Reference Liteの概要

能動的な局面には2種類あって、他人の知識を使わせてもらうときと、自分の考えを整理するときです。それぞれは:

他人の知識を使わせてもらう
チェックリスト、○○10原則、など。これは分かり易いと思います。
自分の考えを整理する
リストのカタチにしてみると、同じくリストのカタチになった他人の知識とクロスさせることで整理しやすい。特に、抜け・漏れに気づきやすくなる。

といった内容になります。「文章構成の練り上げ方」では、これをアイデアプロセッサーなどと対比してみました。

ただ、操作といったときには、ホントのところ何を操作することになるのか、いまのところ微妙です。「考え」を「操作」してるんですかねぇ…。

ということで、最近、少しずつ違う言い方で、同じことを何度も書いてるようで恐縮です…。

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YAMAGUCHI Taku
(FAMILY Given)

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