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July 2007 Archives

July 3, 2007

CrossConceptの公開ブレスト、2007-06-12

先月12日に、CrossConceptの公開ブレストを実施させてもらいました。2時間、とても刺激的な議論をさせてもらいました。参加されたみなさん、ありがとうございました。

それをここで再現するのは難しい…(^_^;) コメントを部分的に引用したところで、どこまで伝わるか不安ですが、それでも、印象的な話題とコメントをシェアしておきます。

軸自体を考えること

製品比較表のデモにみられるように、普通はグリッド切って星取り表を作るときは、項目ありきでスタートして、中身をどうするかだけを考えがち。CrossConceptのいいところ、新規性は、軸の項目自体を考える。この作業が知的、発見的作業である。

例えば、わざと分類しない、区別しない、項目を分けないということをする人もいる。

スタッフ部門の仕事では、軸を決めちゃうと、だいたい結論が決まることがある。軸が見えると、満足しちゃうくらい。実際の中身を入れる前に。そういう感覚。

既に機能過剰かもしれない

最初は、もっとスッキリしたUIだった。今は、ドラッグ&ドロップでも、ドラッグするためにまず文字列を選択して、それからドラッグする手順になる。これは、リストの編集をできるようにしたことなどの代償。スッキリさせるためには、「発見モード」のツールとリスト編集を伴う「調整モード」のツールで、コンポーネントを分けた方がいいのかも。

そもそも、リスト操作を、というか、複数のitemizeされたもののクロスチェック操作を、これを「発見」とか「調整」とか言ってしまうだけでも使い方を限定してしまう。そういうことすらも言わなくていいような気がする。

でも、CrossConceptとは何なのか、端的に説明しようとすると、ある程度、機能というかアプリ的なものが乗っていた方がよい気がする。

気持ちは分からなくはないが。このCrossConceptの本質は何かというと、要するに、関係ない2つのリストを並べて、自由に操作できるということだけ。ところが、最初は優れたテキストエディタだったのに、どんどんいろんなものをくっつけていったあげく、使い方のよく分からないソフトになっているという、そういう歩みを、短期間の間に成し遂げてしまっている。

これを実際に使って、クリエイティブな操作、ある種の概念操作 -- CrossConceptは概念操作を外在化する -- そういうのをやるときに邪魔な機能がついてしまったのでは?

かえって、制約がある方が使いやすいってことがある。なんでもありっていうと、なんのために使ってるのか分からなくなってしまって。制約がある方が、そのなかで考えようとするから。

2面あって、

  • なんでもできるよって、自由に使えるものとしてポンっと放り出しておくことと、
  • 一方で、それをベースにしていろんなことができる、マーケティング、競合製品との戦略的比較ということに使えると示すこと、

という2面。汎用性を活かしつつ、いろんな機能を付けていこうというのは、なにか、矛盾してるんじゃないか。

情報発信の形としてのリスト

情報発信の仕方としてのリスト、を提案しているという側面も。

分類観点のデータベース。

とりあえずやってみること

何を組み合わせるかで、組み合わせて出てくるものの意味合いがずいぶん違ってくる。無作為になんとか十訓みたいなものを2つ持ってきても、あんまり意味がないかもしれない。意味のあるものを2つ組み合わせると、CrossConceptとして面白い。

いや、広告代理店の鬼の十訓と時間管理の十訓を組み合わせちゃえばいいんですよ。

それで、時間管理十訓は、広告代理店鬼の十訓の最初の項目の実施要項として読むことができる。広告代理店の言い方は抽象的な言い方をしている。時間管理の方は具体的。そういうことはやってみて分かるわけで、「そんな仕事の仕方十訓みたいの組み合わせて意味があるの?」なんて言わずに、まずやってみよう、と。簡単なんだから。

初めて見たときに面白いと思ったのは、ねじれていようが、下手すると平行線であろうが、乱暴に掛け合わせられるところ。

数値処理の世界では、軸をとっかえひっかえしながら「集計」することは、従来から行われていた。CrossConceptの操作性は、これになんとなく似ている。でも、数値処理の世界では、無意味な組み合わせは無意味。数値の属性としてあらかじめ用意された属性同士を、軸として組み合わせることができるのみ。しかし、ことばの世界は、何を持ってきても、何か意味が見えてくる。ここが決定的な違い。Microsoft Excelのピボット機能を思い出してみてください。

試行錯誤 - 天啓はかなり苦しい思いをしないと訪れない

例えば、新しい企画がある。自分は、それがいい企画だと発見する能力は持ってる。しかし、自分でそれをつかむことが難しい。それをこれが助けてくれるならありがたい。しかし、そういうのを助けてくれる要素には、夢の中のお告げ的なものがある。要するに、夢の中のお告げを、これがやってくれればいいわけだ。そのためには、かなりつらい作業を、山口さんは要求してるんじゃないか。天啓はかなり苦しい思いをしないと訪れない。

これは、試行錯誤のツールとしていいんじゃないかと思う。というか、試行錯誤のツールなんだよね。

ただ、そういうのが、ピンと来る人と来ない人がいる、という気がします。

「囚人のジレンマ」から分析表

普通の文、ステートメントして書かれた条件というものを操作していって、ゲーム理論的な分析表を作るのがすごくやりやすい。

ただし、普通の文章をリストにするということは、操作としては、こうして1項目からなるリストから始めて、項目を分割していきなさい、ということになる。重複は許されない。意味的よりも記述上の重複。これにはスキルが必要。現実的には、それはできないものってある。それは根本的にできないのかもしれないし、スキルが足りないだけかもしれない。でも、そうだとしても、こういう記述から、観念を切り出したいってことはある。観点を見いだしていく作業を支援してあげたらいいのかな、と。で、それは別のソフトでやろうとしている。

ツールのアウトプット

CrossConceptでは、発想を得たときに、その発想をもとにリストの項目を増やしたり削ったりして、アウトプットが改善されたリストという形として残る。

「気づく」という話を狭くとるなら、アウトプットは頭の中にあるだけだけど、それを何かの形として残せるようにしてあって、それは重要なことだと思っている。

このツールを使って、何かが分かるというだけで済む人と、済まない人がいるだろう。道具としては、アウトプットを出せるようにした方がいいのではないかと思っている。眺めて分かった気になるだけのツールって、何か違う気がする。

誰が使うか

何か創造的なことをやろうとすれば、結局、頭をかき回さなきゃダメなんだと。それに耐えられる人は、ごく一部の人しかいないだろうという気はするけど。自分でかき回すのは非常に難しいので、こういうものを利用してやる。すると、それなりのことがありそうな気はする。

分析ツールとして、研究室とかそういうところでは喜ばれるかもしれない。

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CrossConcept 0.4.3

ということで、先週、CrossConceptの改訂版を公開しました。

  • タイトル:CrossConcept 0.4.3
  • 公開日時:2007-06-27 23:00
  • 詳細:
    • セル内のエントリーにカテゴリーを付与。セルの内容をカテゴリーでフィルターリングして表示。カテゴリーにはリストを当てる。
    • エントリーを簡易に入力するクイックエントリー。エントリーの選択肢にはリストを当てる。
    • リスト領域と表領域を左右入れ替えるのレイアウト変更。
    • XHTML文書の見出しを、リストとして貼り付ける。
    などなど

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July 16, 2007

TOC Builder

CrossConceptなど、ツール紹介ページに目次を入れ始めました。で、面倒になってきたので、ツールを作りました。

  • タイトル:TOC Builder: 目次ビルダー 0.3.0
  • 開始日時:2007-07-11 22:00
  • 詳細:目次構築ツールTOC Builder(目次ビルダー)を公開。XHTMLページ中の見出し要素(h1要素、h2要素など)から目次を作って、カーソル位置に挿入したり、目次を再構築したりするツールです。

こんな感じ:

ul要素による目次

目次はリスト、ul要素を使って記述してます。style属性もclass属性も設定しません。素のままのul要素です。なので、思うように使いこなすにはCSSの知識が必要です。

目次の自動再構築

文書中の見出しを編集しても、これが作った目次は連動しません。それを実現するには、多分、こうしなくてはならない気がします:

  • 連動するために、独自のボキャブラリーを導入して、目次として、XHTML文書に埋め込む。
  • 最終的に文書を公開するときに、この独自ボキャブラリーによる目次を、XHTMLの要素などだけによる目次に変換する。

2番目の変換は必須です。これを怠ると、xfyを持ってない人には目次が見えません。しかし…。

そもそも、xfy上で読み書きするぶんには、これは不要です。xfy Personal ClientについているOutline Viewを使えばいいんですから。xfyを持ってない人のために目次機能を文書に埋め込むためのツールです。

つまり、結局のところ手動再構築が必要なんだ、ということで。

さて、ul要素の入れ子を使って目次が作れるなら…

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Heading Operator

ul要素の入れ子を使って目次が作れるなら…」ということで、アウトラインエディターを作ろうと…してみました。研究会の予稿やら、学会のextended abstractなど、多少でも長文を書くようになるとセクション構造を編集したくなることがあります。

  • タイトル:Heading Operator
  • 開始日時:2007-07-14 14:00
  • 詳細:Heading Operatorは、見出し要素(h1要素、h2要素、…)に基づいて、XHTML文書を編集するツールです。

こんなことができます:

  • 見出し要素で区切った文書部分の移動
  • 見出しレベルの上下

こんな感じ:

で、ネーミングですが、作ってるうちに「アウトラインエディター」とは違う気がしたので「Heading Operator」という素っ気ない名前に。

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July 25, 2007

APP Interop in Tokyo 2007

7/30(月)に日比谷で開催されるAPP Interop in Tokyoに参加します。

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YAMAGUCHI Taku
(FAMILY Given)

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