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September 2008 Archives

September 8, 2008

見出しエディター 0.3.1

昨年の7月に「Heading Operator」として公開したものを改訂して、「見出しエディター 0.3.1」として公開しました。

特に、これという大きな修正はしてません。ただ、自身を2ペインにしたり、見出しの文字が修正できたりと、これまで自分で使ってて、少しずつ溜めてた改善を反映しました。

September 14, 2008

コンテナエディター 0.3.1

コンテナエディターを公開しました。ここで報告する前に修正が入って、0.3.1です。

  • コンテナエディター 0.3.1
  • リリース日:2008年9月13日(土)
  • 主にコンテナ(div要素)のツリー構造やクラス設定を編集するツールです。リストなどブロック要素に対しても使えます。

    • ドラッグ&ドロップによるコンテナの移動・コピー
    • 複製: IDを更新して、IDを削除して、構造のみ
    • クラスの編集
    • 要素の削除

コンテナ(div要素)は、要素をグルーピングするのに使われます。わたしもよく使います。でも、WYSIWYG編集では、その存在が見えにくい。いくつか階層が重なると、選択して、クラス設定を変えて…という操作がまどろっこしい。そういうときは、WYSIWYGよりも、昔ながらのXMLエディターのようなツリー型で編集したくなります。

用途はこんなところ:

初めはブロックエディターと呼んでましたが、XHTMLコンポーネントでは、「囲む」操作が「コンテナ」と結びついているので、コンテナエディターと呼ぶことに。

アウトラインエディターか?

1年ちょっと前に見出しエディターを -- 当時はHeading Operatorと呼んでいた -- アウトラインエディターと呼ばなかった理由は2つ:

1つは、これが頭にあったから。見出しエディター、コンテナエディター、どちらかをアウトラインエディターと呼んでしまったら、もう一方の名前に困るだろう、と。

もう1つは、見出しの並びや章節の階層構造だけが、文章のアウトライン -- 概略、概要 -- ではないだろう、ということ。アウトラインを、なんらかの《構成》、《構造》を指すものだと限定しても。例えば『藪の中』のアウトラインは、STORYWRITER 2が示すようなものではないか。

September 29, 2008

コンテナエディターと見出しエディター

先週xfy Communityがコンテナエディターを紹介してくださいました。

いつも画面イメージをつけてくれるのですが、これはあちらで新たに作られたものですね。素材には一般的な文書を使われていて、中身もしっかり入っています。実際に使う場面に即したスナップショットになっています。ありがとうございました。

なにせ、わたしが付けるスナップは、自分のありあわせの文書を使うので、内容が一般的かというと……ね…。

コンテナエディターと見出しエディター

コンテナエディターと見出しエディター。2つの違いは、同じ文書に両方を適用してみると分かるか、と。

例えば、次の文書(URL)で試してみます:

Softwears
http://www.yamahige.jp/softwares/index.html
# ね、こういうときに、手近な素材に走るんですよね…

  1. まず見出しエディターを適用します: ボキャブラリーコンポーネントを見出しエディターにします。
  2. 次ぎに、右ペインにカーソルを置いて、コンテナエディターを適用します。
  3. コンテナエディターの表示設定を次のようにします。「コンテナエディター」メニューから「表示」を選んで、次のように「ラベルに表示する要素名の一部を記号で」と「コンテナと見出しのみを表示」だけにチェック(v)が入るようにします。

    •  ラベルにクラス名を表示
    • v ラベルに表示する要素名の一部を記号で
    •  ラベルにIDを表示
    • ----------
    •  選択されたときに属性を表示
    • ----------
    • v コンテナと見出しのみを表示
  4. すると、こんな風に見えます…。

コンテナエディターと見出しエディターとの違いの図>>大きい図

見出しエディターでは、見出しに目次風のインデントがついて表示されます。こんな感じ:

  • § Softwears
    • § EUREKA
      • § STORYWRITER
      • § Template It!

コンテナエディターでは、同じ部分がこのように表示されてますね:

  • § Softwears
  • § EUREKA
  • § STORYWRITER
  • § Template It!

コンテナ(div要素)は、文書を構成する要素を様々にグルーピングするために使われます。章節構成もその1つでしょう。

しかし、コンテナで章節をグルーピングしなくても、見出しを大きくしたりして区別すれば、人には章節の構成が見えます。ワープロがそうですね。

見出しエディターは、コンテナによるグルーピングにかかわらず、見出しだけに基づいて章節構成を表示し、章の入れ替えなどの編集を可能にしています。上の例の文書は、章節の構成にコンテナを使っていませんが、それにもかかわらず、章節構成をインデントで示しています。

普通はコンテナを使いません、というか知りませんから、見出しエディターだけで十分だと思います。

グルーピング

「章節以外に、どんなグルーピングがあるんだ?」

例えば、ブログの段組や記事(エントリー)はコンテナ(div要素)を使ってグルーピングされています。コンテナ(div要素)なしに、現代のWebはありません。

次の例では、スライド表示する部分を、コンテナを使ってグルーピングしています:

定性的で主観的で個人的な記録を活用するシステムの試作 ~ 時間情報を例に
http://www.yamahige.jp/documents/2008-07-24_SigDD_67/20080725-SigDD-67_v2_20080727.html

コンテナエディターの表示を次のようにします:

  • v ラベルにクラス名を表示
  • v ラベルに表示する要素名の一部を記号で
  •  ラベルにIDを表示
  • ----------
  •  選択されたときに属性を表示
  • ----------
  •  コンテナと見出しのみを表示

スライド表示する部分は、slideというクラスのコンテナでグルーピングされています。

# 中身がslideというコンテナに属するんですよ、という意味で∋を使ってます。

つづく…

YAMAGUCHI Taku
(FAMILY Given)

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